魅惑の林を抜けるとそこはトランプタワーだった!
Michigan Aveを北上してChicago riverを渡るとその左手、
そこ、400 North Michigan AvenueにはWrigley Buildingがあり
この建物無しにシカゴの魅惑の一マイル(Magnificent Mile)は語れません。
この建物は既に何枚もブログにも写真をアップさせて頂いておりましたが
これまで充分な説明も出来ませんでしたのでちょっと説明させて頂きます。
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この建物の建設は1919年に始まり1925年に完成しました。
高さは450Ft・137m、30階、デザインはCharles Beerman.
持ち主はチューインガムで有名なWrigley Co
建物の中には世界に唯一のchewing gum wrapper museumがありますが一般には公開されておりません。
創始者William Wrigley Jrは29歳の時にChicagoに来て、始めに石鹸を売り、それからチューインガムで富を成したようです。
French Renaissance and Spanish Revival スタイルのこの建物は
(Wikimediaより)
↑スペインのSeville Cathedral's Giralda Tower をお手本に設計されています。
おおお、確かに似てますね。
なんと
Wrigley Buildingの時計台の長針は9feet, 2 inches(2m79cm)、短針は6feet, 4inches (1m93cm)もあり
↑写真のようにビルにはSkyWalk、14階から北のビルに歩いて渡れる橋もありますので是非試してみたいものです。
さて地上に戻り、一階の入り口を通り抜け、シカゴリバーに沿って南西に歩くと
最近出来たトランプタワー&ホテルにも行けます。
そこから見えるWrigley Buildingの時計台の色もChicago Riverの飾りつけもクリスマスらしくなっていて絶景でした。
↑時計台の其の上にも貸し部屋があるというのだから恐ろしい。
また時計台が東西南北を向いてないし、斜めに流れる川にも直接向いていない、
この辺りも設計者はかなり首を捻ったと思われますが、
とにかく川沿いのいろんな場所、ボートからも時間も読め且つ調和がとれていて
この建物をいっそう面白い物にしています。
それから時計の照明、建設当時はもっとギラギラ明るいものが使用されていましたが
近所の高層ビルの住人から、明るすぎて眠れない等のクレームがあって暗くなったとか。
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今回はこれからシカゴに訪れる方の参考になりましたでしょうか?
謎の多い素敵なシカゴのMagnificent Mileの事はこれからも少しずつアップさせて頂きますので
今後ともどうぞ宜しくお付き合い下さい。
by angelina-c
| 2009-12-06 18:10
| 写真